すでに日付はかわり、25日、昨日になりますが
「ka-ka-shi_House」の上棟式がとりおこなわれました。
トワイライトに投光器の光から浮かび上がる木の骨組み。
木造住宅の上棟では、今まで平面的でしかなかった建物が一気に立体として我々の前に姿を現します。
設計者としては図面で検討してきたことが具体的な形となって現れる瞬間です。
この瞬間に建物の基本的なプロポーションは決まってしまう。
ですから、いつでもワクワクどきどきなのです。
今回の骨組みはどうでしょう?我ながらシンプルですっきりとした良いフレームが出来たと思います。
完成までまだ一踏ん張りも二踏ん張りも必要ですが
気を抜かず、完成度を高めるように頑張ってゆきますので
建て主さんはじめ現場の大工さん、どうぞよろしくお願いいたします。
施工:河合建築
furukawaさま
住宅密集地だからこそ、似合うデザインがあると思っています。この屋根のカタチは好きです…..素人の賛辞など失礼かとも…..! どんな窓が入るのか楽しみです。
私の終の棲家計画も、間口4.4mの20坪の土地に建坪12で、長年プランを練って来ました。30mmほどの間仕切り壁でも、もったいなくて鉄板で造ろうなどと考えましたが、隣りの駐車場に家が建ったことが、引き金になり郊外に計画を移し今に到っております。
しかし、制限された枠の中でのプランニングも、俳句の世界に似て苦しくとも楽しかったことが、この一枚の写真を拝見して思い出されました。それに引き換え土地に余裕が有るとどうしても家が肥大化していく様が、悲しい時もあります。小住宅に名作が多いと言われる理由を実感する、今日この頃です。
go-shiyo さま
住宅密集地でのプランニングには
一種独特の世界観というと大げさかもしれませんがあると思います。
「俳句」に例えられているのが言い得て妙、まさにその通りかなと思いました。
このお宅もコンパクトな中に住まい手の生活を「ぎゅっ」と積め込んでゆきたいと思っています。