<敷地を知る-3>
「川の地図辞典」を手にし、国土調査課のデータで地層を知っても、建物を建てるその土地の地盤がどうなっているかを知らずには建物の計画は出来ません。
その地盤がどのような地盤かどうか調べる必要があります。
その調査の方法としては、スウェーデン式サウンディングのような簡易な方法もありますが、やはり実際にボーリングをしてサンプリングするのが一番です。ただ、ボーリング調査となると費用もかかりますので、出来ればすでに調査された周辺のデータを知ることが出来れば、おおまかなところではありますが、その土地の地盤の様子を知ることが出来ます。
そうしたボーリングデータのデータベースが「東京土木技術センター」のホームページで「東京の地盤(Web版)」として公開されています。
たとえば、工事中の「MUSE_House」が建つ目黒周辺にはデータが複数あります。
それぞれのポイントはちゃんとインデックスでわかります。
わかりやすい凡例も用意されています。
これから家を建てられる方、土地を探している方。土地を評価する決め手のひとつは地盤がどうかということにあります。時には、こういうデータを眺めることも参考になるのではと思います。
実際に、私も設計の相談を受ける時には、こうした基本データも大いに活用させていただいています。
<情報もと>
○地盤調査(ほっとしますねえ〜)
へえ〜面白いですね!
我が根津(特に私の住んでいるところ)は嘗て狭い川だったので、
地盤は非常に悪い筈なんです。気になってきました。
neon さま
そうでしょう、おもしろそうでしょ。
自分が住んでいるところの地面の下の方がどうなっているか、
こういうデータでかなり詳しくわかっちゃうんですよ。(^_^)v
東京は詳しく載ってるんですねー。
静岡はちょっと見てみたけれど見つかりませんでした・・・
こんなに細かく公開されてるなんて、すごい!!
コメイノチさま
そうですね、首都圏のデータに偏ってしまうのは致し方ないことかもしれませんが残念なことですよね。日本全国、津々浦々のデータが閲覧出来る日が早くきて欲しいものです。
fuRuさんもご利用でしたか
私も最近このサイトを見つけたので利用しています。
いやいや便利になったものです。
以前はトレペ-持って役所の片隅で複写したりと
でもそれが結構勉強になったりして・・・
kubo さま
実をいいますと、このサイトはkuboさんのブログで知ったんですよ。
国土調査課の頁は、ひょっとしてそういうデータベースがあるのではといろいろ探っているうちに見つけました。どちらも、「川の地図辞典」がなければこうして記事にすることもなかったかもしれないと思うと、面白いですよね。