4月30日のことですが
建主さん立ち会いのもと
0676_Houseに使う梁材についてヤング経数の全数測定を行いました。
測定機械はATA社のハンディグレーダーHG-2001。
JAS認定の測定器です。
今回は木の研究会の仲間である秩父の金子製材さんよりお借りしました。
建主さんも測定に参加。
木材の小口を専用のハンマーで叩いた時の音で測定します。
結果はと言うとE50が二本あったので
それについては荷重を受けないところに使ってもらうようにお願いしました。
それでも、全体的にはE90平均。なかにはE110も何本かありました。
千葉の杉材は経験的には強いと感じていましたが
それを裏付ける結果がでました。
材を出してくれた斉藤造林の斎藤さんも嬉しそうです。
E90の表示を見せてくれています。
0676_Houseは千葉市のかしの木建設さんに施工を依頼しています。
かしの木建設さんは木の家が大好きな無垢の木の家を手刻みでつくる工務店さんです。
今回の測定にも現場監督さんと棟梁さんが立ちあってくださいました。
今までは含水率の測定はしていたけれどもヤング係数まではやっていなかったとのこと。
今回の測定で、どうやら測定器の購入を検討し始めたようです。
木材の品質について、意識的であるということはとても大切なこと。
経験と勘も大切ですが、こうした客観的な数字の裏付けがあれば心強いし
建主さんも安心です。