住宅業界の新聞「新建ハウジング」の最新号(Vol.526)で
ハーフビルドの活動を大きく紹介していただきました。
記事の内容としてはコストのことに比重が置かれていますが
私が考えるハーフビルドは次の2点に集約されます。
1、家づくりに十分な時間を取り戻すこと
住宅ローンなど経済的な縛りで本来必要な家づくりの時間を私たちが奪われているのですが、ハーフビルドの考えでそれを取り戻したいと思っています。
2、家づくりの初期投資を抑えること
最初から欲しいものすべてが入った完成された家を目指すと、どうしても初期投資が高額になってきます。自分たちのライフサイクルに合わせて人生に投資してゆく時に、住宅を手に入れるときに大きな負荷がかかってしまうのが今まででした。そういうアンバランスなライフサイクルの設定をやめて、もっと身軽に家を持つことをハーフビルドは可能にしています。
工務店サイドとしては、ハーフビルドは工事費が低くなってしまうために、つまり今までのビジネスモデルでは利益があがりません。そのためにハーフビルドを積極的に取り組もうという人が少ないのが残念ですが、そうしたことはやり方次第だと私は考えています。
ハーフビルドで完成して、その後、家族の成長に合わせて家も成長させてゆく、そのようなお付き合いが建主さんと出来れば、ちゃんとしたビジネスとして成立すると私は考えています。