森とつくる いっしょにつくる
アトリエフルカワ一級建築士事務所

「木とつきあう智恵」–エルヴィン・トーマ

6 レスポンス

  1. 栗田伸一 より:

    この本の購読、先を越されました。
    おかげで内容を把握できましたが、最後が気になりますね。
    週末に御影堂の屋根修復工事のTV番組を見ました。
    過去の無理な修復がたたり300年ものの檜の材が全ての方向に割れていました。修復には、1cmの間隔に12本くらいの年輪を刻む檜が必要だと担当者は言ってましたが、熊野の木の手配師たちは「日本に1000本あるかどうか?」と苦笑い。今回は台湾に頼りたくないとの談。
    番組で紹介していた檜は北斜面に生えたもので、伐採後、葉枯らし乾燥していました。
    商売のレベルではない国宝の修復でも、国の無計画さが露呈した話でした。
    理想的なことはビジネスにはならない。
    トーマ社のように理想をビジネスの売りにすることもおかしいですね。

  2. fuRu より:

    栗田さん こんにちは
    木をあつかう事の難しさは、日本の大工さんは良く知っていたはずです。
    いまでも、自分で木材の買い付けを行って、自分のところの資材置き場に放置しながら、時間の経過と共にそれぞれの木の変化を見ている大工さんがいます。変化を見ながら、この木はここに使おうとか、ここには使えないとか、そういう判断をしているんですね。
    大工さんは、そうしたゆったりとした時間の中で、木と対峙し、木と付き合い続けてきたんですね。
    ところが、その大工さんから、ゆったりとした時間がうばわれようとしています。
    栗田さんがコメントしてくださったような木を使う事をめぐる根本的な矛盾の源泉はそのようなゆったりとした「時間」とどう対峙するのか、そのことにどう価値を見出してゆくのか、という事につきるのだと思っています。

  3. reirei より:

    古川さんはたくさん本を読んでいらっしゃるのですね。
    新月の木のことは、前に作品のタイトルを考えて「月」を検索している時に、偶然知りました。
    神秘的でとても不思議だけどそういうことはあるのだろう、と思っていました。
    竹も切る時期があるらしいですよね。
    確か、旧暦で秋分の日くらいで、8月だったか、言い伝えだと、二八らしいんですが、どうなんでしょうね。
    でも、昔からの言い伝えってすごいですよね。
    きっと長い間の経験や体験に基づいているんだろうな、と思いました。
    今日の東京新聞に、多摩の、「そまうどの連」の記事がでていました。

  4. fuRu より:

    reireiさん こんにちは
    >多摩の、「そまうどの連」
    http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20050307/ftu_____kur_____000.shtml
    勉強不足で知りませんでした。
    でも、記事中に出てくる「東京の木で家を造る会」も事務局の稲木清貴さんも知っています。
    記事中にある
    >既存の森林組合は硬直化している。
    という言葉。まさにそうかもしれませんね。

  5. design platform より:

    新月伐採

    木とつきあう智恵
    「素敵な宇宙船地球号」2月6日放送のネタ本です。
    番組タイトルは「月の魔力が森を救う〜新月の木のミステリー〜」
    新月に伐採した木は長持ちするという言い伝えがオーストリアにあり、著者はその木による家づくりをしている。

  6. 月天讃歌 新月に願いを

    月齢 28.1日  
    ■月と農業
     月齢とは新月の日から数えた日数の事で約29日半で一周する。
    「太陰暦」はこれを用いた暦だ。
    新月の日が1日(…