森とつくる いっしょにつくる
アトリエフルカワ一級建築士事務所

「法隆寺宝物館」—谷口吉生

2 レスポンス

  1. kawa より:

    大きな本尊はともかくあそこにある小さな連中は実際のお堂の中では見る事が難しいという面があるとは思います。
    ただ、私も展示室の中より脇のレストランの方がお気に入りです。
    晴れた日のお昼前にの庭先に出て飲むビールは格別です。

  2. fuRu より:

    kawaさま コメントありがとうございます。
    若冲を観たときに
    日本的な、外のような内のような曖昧な空間の、その光の変化の中で
    それらの作品と向かい合うことが大切だということを再認識させてもらったわけですが
    その話のちょうど延長線上で
    軒の深くでた、社寺の本堂のような空間こそが
    外のような内のような曖昧な光の変化のある空間であるわけです。
    谷口はその曖昧な光の変化を楽しむ空間をちゃんと意識、ちゃんと作っておきながら
    本来そこに仏像達が置かれるべきはずなのに、なぜかそこから離れて
    仏像達を密室に隔離してしまっているなと
    そういう自己矛盾のようなものを、この建物に感じてしまったというわけです。
    ちなみに、脇のレストランは長蛇の列で
    そこでビールを楽しむと言うことは、ちと断念して帰ってきました。