「ハンペンチェアー」というのは
建築家 奥村昭雄がデザインした椅子で
座面の大きさ高さ、背もたれの形状・・・・
すべてにわたり、身体になじむ「かたち」(=デザイン)に仕上がっている。
この椅子を含めて奥村昭雄の家具については
先日まで展覧会が開かれていて
僕のブログでも書いたのだが
会場に行かれた方は
この椅子の座り心地を確信して帰られたのではないだろうか。
まあ、一度、座ってみて欲しい、そんな椅子である。
僕は以前からこの椅子が欲しくてたまらなかったのだが
先日、事務所のレイアウトを変えたのをきっかけに
清水の舞台から飛び降りるつもりで購入を決意した。(お金もないのに・・・)
でも、しっかりしたつくりの一生ものですから
それを考えると決して高価であるとは言えないし、
かえって製作の様子などみせてもらうと
とてもこの値段ではつくれないだろうという手間の掛け方で
これは感動ものなのであります。
後ろからみる
座面の裏もこんな感じ。
「木曽三岳奥村設計所」にて製作販売中。
「ハンペンチェアー」HANPEN CHAIR C606
w:530 D:475 SH:400
クリ材
奥村昭雄の家具については
「樹から生まれる家具—人を支え、人が触れるかたち 」 百の知恵双書
に詳しい。