新潟県燕市にある国上寺(こくじょうじ)には、良寛和尚が玉島より帰国してしばらく転々とした後、文化元年、良寛47歳頃から文化13年までの最盛期を過ごした草庵「五合庵」があります。47歳といえば私の歳だなあとしみじみ。
間口2間で奥行9尺の部屋、面積としては4.5坪の小さな小屋ですが、コーナーが開放されることで実に自由な空間となっており、軒が深く出ていますので、周囲とつながり一体となっていますから、決して狭い感じはありません。
外とつながることが空間を豊かにしているのだと思います。
良寛和尚はこの草庵でなにを思い過ごしたのでしょうか。