新緑の妙高山を見に、妙高高原にあるいもり池にでかけた。
いもり池から見る妙高山が良い。
妙高山は日本百名山の一つで越後富士とも呼ばれる名山だ。
この山は外輪山を襟巻きのように従えた独特な姿をしており
どこから見るかでその姿は大きく変わる。
白馬岳あたりから見ると、襟を立てた後ろ姿のように見えるが
もっとも美しく見えると言われているのが
この、いもり池からの姿だ。
そして、僕が生まれた新潟県中頸城郡板倉町からもその姿は美しく見える。
中頸城郡という不思議な地名も平成の大合併によって今年の1月から姿を消してしまった。
しかし、妙高山の姿はそのままだ。
地震による傷跡は自然の恐ろしさを見せつけてくれるが
人の営みと無縁な自然の姿の変わらぬ美しさは僕らの心のふるさとではないだろうか。
野山にはいつも花が咲いている。
実家は中頸城郡から長岡に移ってしまったけれども
妙高山の姿を、時々無性に見たくなる。
そして、今年のGWも、なんだか僕は妙高山を見に車を走らせていた。
いもり池の畔には湿原が広がっていて
ちょうど水芭蕉が見頃を迎えていた。
>でもだからこそ、その人の営みが愛おしいのですよね。
うるとらまりんさん
僕もその通りだと思います。
コメントありがとうございます。
はじめまして、水戸で設計をやってますsuzuki@Shade-F.と申します。
父親が中頸城郡三和村の出身です。父は19歳の時からその故郷を離れて暮らしているんですが、今でも家には三和村の実家の前から撮影した妙高山のパノラマ写真が貼ってあります。父が曰く、「毎日、学校に通うときに見ていた妙高山の姿が無性に懐かしい。」ので貼ってあるそうです。
僕自身も土浦で育ったので、時々霞ヶ浦縁から見た筑波山の姿が無性に見たくなります。
suzuki@Shade-F.さん はじめまして
中頸城郡のあった「頸城平野(くびきへいや)」からは
様々な姿で妙高山が望めます。
長岡に引っ越した実家の食堂には妙高山の写真が飾ってあります。(おなじですね–笑)
その写真は板倉町から眺めた姿です。
僕の母親は、中郷村というところの生まれですが
母にしてみると新井の市街地から中郷村へ向かう道から見る妙高山が一番のようです。
ちなみに、うちの家人は松本の生まれです。
彼女にとっては常念岳が心引かれる山のようです。
常念岳も良い山です。