森とつくる いっしょにつくる
アトリエフルカワ一級建築士事務所

現役の木馬道(きんまみち)@鳥取

6 レスポンス

  1. Chichiko Papa より:

    岩波写真文庫、とっても懐かしいですね。
    わたしの親父がほとんど全巻そろえているのですが、親父の書棚を整理
    するのが面倒かつおっくうで、そのままにしてあります。きっと、上掲の
    「村と森林」もまじっているかもしれません。
    それにしても、写真文庫のデザインフォーマットを見ただけで、懐かしい
    子供時代の空気を感じてしまいました。

  2. fuRu より:

    Chichiko Papaさま
    あらためて岩波写真文庫を見ていて感じたのは
    発行された時期である1950年代後半の時代が色濃く写っているなあと言うことです。つまりは日本が高度経済成長をとげようとしている最中なんですね。激変の前の様子が写真に写っている。そして、その世界が今のこの時代とどれくらい変わっているのかということを見てゆくといろいろ興味深いなあと思いました。
    今の日本が失ってしまったものがそこにはちゃんと写っていると感じます。それが何かといわれると、はっきりと答えられないのがもどかしいのですが。そういう意味でも、この写真文庫は再発行される価値が十分にあると思います。中には木村伊兵衛が担当している巻もあります。

  3. reirei より:

    この木馬道を木をのせたソリが滑り降りるところを想像すると
    なんだかジェットコースターのようですね。
    スピードを調節できるようになってるのでしょうか。
    人は乗らないのかな?
    山は山にある方法でこのように昔から木を運んでいたのですね。
    fuRuさんにとっては家を作る始まりの始まりを見たわけですね。

  4. fuRu より:

    reireiさま
    山から木を切り出す方法にはいろいろあって、でも、最近では、こういう手間暇かけるようなことはやらなくなりました。もっとデリカシーもなく、バッサバッサと木をなぎ倒して切り開いてゆくような方法が多いですね。デリカシーもなく、と書きましたが経済性に直結する効率からいいますと、そういう方法にしかならないというところ。でも、こうして木馬道を目にすると、なんて自然に優しいのだろうと思います。自然と共存して生きてゆく知恵。力ずくではない自然さが心を打ちます。
    私は、こういう山、そして自然とのやさしい関係の中で家づくりをしてゆきたいと考えています。

  5. ユリウス より:

    木馬道とはまた懐かしい。
    小生が子供の頃(昭和25年ごろ)、ある時期、オヤジが木馬で木材を搬出していました。山のことですから、急坂もあって大変危険なので、木材と一緒に乗せてもらってジェットコースター見たいに滑り降りることは絶対させてもらえませんでした。
    ところが、男の子は竹のそりを作って、大人のいないきんま道で滑り降りる遊びを発明しました。雪がなくても、そり遊びができるのだからたまりません。そりと一緒に滑り落ちるような荒っぽい遊びなので、ズボンの尻や上着の袖を破って帰っては、よく母に嘆かれました。なぜかこの遊びだけは女の子は参加していません。メンコとかコマ回しは女の子も少しはやっていたのに、今思えば不思議です。

  6. fuRu より:

    ユリウスさま
    木馬道で遊ばれたんですね。何ともうらやましい。
    私は、奥多摩(東京都)の林業家のところで、丸太の搬出の手伝いをさせてもらったことがあります。その時は、丸太の先端にロープの付いたくさびを打って、馬の手綱を取るように斜面を滑りおろす方法でした。奥多摩の山は急斜面のところが多いためにこのような方法になるのだと思います。ただし、この方法は材木を傷めちゃうんですね。でも、とってもスリリングで楽しかったですよ。