年末の家族旅行にどこにゆこうかと計画しているときに、海の見える旅館がいいのではという家内の提案で、それほど遠くない千葉・茨城のあたりで探していたら「ホテルニュー白亜紀」という不思議な名前のホテルを見つけました。温泉もあるし、部屋から海が見えるといいます。インターネットで予約すると割引もあったりで、その不思議な名前のホテルを宿に決めたのでした。
ホテルは大洗から少し北に行った阿字ヶ浦のそばにありました。
ホテルに頼んで、近辺の案内や資料を送ってもらったところ、そこにこの「虎塚古墳」が紹介されていたのです。
「虎塚古墳」は古墳時代末期の前方後円墳で、行ってみると規模はかなり大きく、隣接する資料展示施設には石室の内部が再現されていました。写真はその再現されたもの。
なんの予備知識もなく行ってみたのですが、ベンガラで描かれた幾何学模様が印象的です。独自のイメージの力を感じます。
資料室には他に描かれていた模様も模写されていて、馬が船で運ばれている絵があり、資料館の人から、当時は日本に馬はいなかったはずだから大陸からやってきたはずだと説明をしてくださいました。虎塚古墳近郊からは馬の形をした埴輪も多く出土しています。
※「虎塚古墳」所在地:茨城県ひたちなか市中根字舘出3490-1
「虎塚古墳」の近くに「十五郎穴」があります。
※所在地:茨城県ひたちなか市中根字舘出3490-イ
こちらも古墳時代末期から奈良時代にかけての集団墓の遺跡とのこと。
古くから人が住み文化的な足跡を残した場所というのは、なんだか特別な感じがします。
実は、阿字ヶ浦から平磯にかけての海岸線にはアンモナイトの化石が多数出土する白亜紀末期の地層が露出しているのです。
こんなふうな特徴ある岩場を見かけることができます。
これがホテルの名前の由来だったんですね。
この海岸には、穴の開いた不思議な石がたくさんありました。
どうして、こういう石ができたのかとても不思議ですね。
そして、白亜紀の地層が露出した海岸の向こうには、火力発電所の施設群が望めます。この施設群はホテルの客室からも眺めることができて、夜にはライトアップされていました。
ここは太古の風景と現代の風景が交差する不思議な場所だったんですね。
もう遊びに言っちゃったんですか・・
素敵な知られざる秘境でしたね・・
いちようさま
遊びは昨日まで、といいますか、昨日の夜の仕事をしておりました。
今日も仕事です。明日も仕事。お正月も夜は仕事ですね。σ(^_^;)
茨城県人で阿字ケ浦には10回以上行っているのに、虎塚古墳のことを全く知りませんでした。
阿字ケ浦がアンモナイトの化石(大好き!)のメッカであることも知りませんでした。
情けない話ですが知れて良かったです。
お仕事頑張ってください。
kassさま
知る人ぞ知る、っていう感じでしょうか。
資料館は結構立派な建物でしたし、展示物も充実していました。
ぜひ、一度、お出かけください。