先月のこと(2017年7月11日)になりますが、小淵沢にこの春(2017年3月)に完成した「fujimi_House」が、雑誌「住む。」の取材を受けました。
「住む。」の今回のテーマは自分で作る家ということで
ハーフビルドでご主人が大活躍して完成した「fujimi_House」はうってつけのテーマです。
というのも、
こちらのご夫婦は終の棲家として小淵沢に土地を購入して
できるだけ自分の手で自分の家を作りたいと
2013年に、設計とハーフビルドのアドバイスをアトリエフルカワに依頼され家を完成されたからです。
設計から数えると完成まで足掛け4年の歳月が流れていました。
紆余曲折の「fujimi_House」の歴史は発売される「住む。」をご覧いただくとして
私がこちらのお宅でやらせていただいたのは建物の骨格を考えること。
ご夫婦の生活を包む空間を実現するための骨組みの設計を基本設計とともにやらせていただきました。
予算とにらめっこで規模を決め、プランを練り、仕様を決め、実施設計図は描かなくとも
かなり精緻な概算見積が出せるところまで打ち合わせを繰り返しました。
そして、プロにお願いしたほうが良い工事とご自分で出来そうな工事を
喧々諤々議論しながら整理して、プロにお願いする工事の現場監理をしました。
これこそハーフビルドです。
造作や仕上げ工事などは時々質問を受けてアドバイスする感じで
家の中のインテリアのしつらえは、こちらのご夫婦、特に奥様のセンスに寄っています。
世の中にはいろいろな家づくりの方法があります。
ハーフビルドでの家づくりの楽しさを、今回の雑誌の記事の中で、一人でも多くの人に知ってほしいと思います。