hinata_Houseの地盤改良が完了し、
現場には「やり方」といわれる、基礎工事のための仮の木枠が出来ていました。
今日は、現場で建物の配置を微調整のうえ決定し、地盤面の基準になる高さを決め、地盤改良の工事を確認してきました。
hinata_Houseの地盤調査の結果、
全体的にゆるい地層が深くあることがわかりました。
地盤のゆるさは、木造の2階建てくらいでしたら、ベタ基礎で建物の加重を分散させれば問題ない程度ではあったのですが、その下の安定した地層までの深さにバラツキがあったために地盤改良を行うことになりました。
一口で地盤改良とは言っても、様々な方法があります。
横浜で完成した「sakura_House」では、「コマ基礎」という方法で地盤改良をしました。
○sakura_House コマ基礎ーコマの搬入・設置の様子
○sakura_House コマ基礎(地盤改良)
今回の「hinata_House」では、「ソイルセメントコラム」の改良版で地盤改良を行いました。
「ソイルセメントコラム」というのは、地面に穴を開けながらセメントミルクを注入・攪拌し、地中にコンクリートの杭をつくって、その柱と土との摩擦で上に建つ建物を支えようという考えです。ただし、コンクリートの杭だけでは大きな地震力に対して剪断力で破断してしまうことがあるそうです。破断してしまったらせっかくの地盤改良が台無しですよね。そこで今回は、地中につくるコンクリートの杭の中心に鋼管の芯をいれて、剪断に対抗できるように補強するという改良が加えられた工法となっています。
というわけで、杭の頭は地中に少し埋まっているのを掘り起こして確認してきました。
中心に見えるのが鋼管の芯です。
来週から、いよいよ基礎工事が始まります。
敷地の入り口のところに、樹がはえていますね!
わきたさん
こんにちは
そうです。かつては何本もあった庭木ですが、このキンモクセイを一本残して切ってしまいました。
庭木は全部残しませんかと提案したのですが、椿が多かったのですね。椿は毛虫がつきますから、家族の嫌われものだったようです。
このキンモクセイはちょうど玄関のあたりに位置しています。
一本でもこういう木があると家の表情が豊かになりますよね。
椿は、毛虫がつくんですか。そうですか。知りませんでした。
あの椿の葉っぱをバリバリ食べちゃうんでしょうか?
人によっては、毛虫は全くダメということになりますものね。
入り口のキンモクセイはいいですね。
外を歩いている人をあの香りで振り替えさせたり、このお宅
にやってきたお客さんを出迎えたり・・・。僕は好きです。
季節は・・・秋のお彼岸の頃でしたかね?
わきたさま
そうですね。
キンモクセイが香る頃になると、気温も下がって
特に日没からの冷え込みが始まって
空気がピント張りつめた感じがしますよね。
季節感を大いに感じる樹木ですね。
ところで、写真にある「ソイルセメントコラム」の鋼管の芯、
最初は、「銭」に見えました。穴のあいたお金ですね。
大昔は、「銭」には呪術的な力がある信じられ、橋の建設
だとかのときには、橋を架ける場所に埋めたという話しを
聞いたことがあるものですから、一瞬「えっ!!」と思いま
した。地鎮式は、おやりになることは、シジミちゃんのお宅
で知りましたが、それ以外にも、なにか慣習としてそのよ
うな儀礼的なことはおやりになるんでしょうか。
すみませ~ん、唐突な質問で。
わきたさま
基礎の下に「鎮めもの」といって、お札や水晶の玉を埋めることがあります。
これも、地鎮祭をお願いした神主さんが
地鎮祭の時に建て主さんに渡されるのが通例です。
ただし、神主さんの中にはこうした「鎮めもの」を行わない方も最近では増えています。
ですから、そういう習慣もだんだん忘れられていくのでしょうね。
fuRuさん、どうもご説明くださりありがとうございました。
そうですか、「鎮めもの」っていうんですね。
平均地盤面とは
平均地盤面とは、建物の周囲の地面と接する位置の平均の高さにおける水平面のこと。ただし、共同住宅のバルコニーなど…