S_House 2001年、2008年 東京都
工務店は信頼できないので自分の手で作りたいとご相談に来られたご夫婦は、どちらも夏にある程度の時間が取れるということでしたが、家を一軒建てるにはどのくらいの時間がかかるかをご説明し、職人さんと直接やり取りをする顔の見える関係で家づくりをする分離発注の方式をご提案させていただきました。
職人さんたちとともに汗を流し、一緒につくる家を実行した結果、充実した家づくりとなりました。
とにかく不要なものは徹底的に排除する。設計の姿勢はシンプルで研ぎ澄まされており、2001年に完成した時には間仕切壁も手すりもないすっぴんの箱となりました。そこには、トイレのドアもありませんでした。
その後、小さな家族が増え、手すりもないと危ないということになり、また海外からのホームステイの受け入れもやっていて、さすがにトイレのドアがないのは評判が良くないということで2008年リフォームで簡単な間仕切壁と建具を追加しました。
2001年 竣工時
施工:分離発注