安曇野ちひろ美術館の敷地内に復元されていたいわさきちひろの黒姫高原の山荘がとても素敵でした。
とても小さな山荘です。
シンプルであきのこないデザイン。
誰が設計したのでしょうか。
とてもすばらしい建物でした。
ところで、黒姫高原にもちひろの山荘が移築されて残っています。
でも、少し違うようです。この違いがどうして出来てしまったのか、よくわかりませんが、黒姫高原のものは実物を移築したものですから間違いはない。一方、安曇野のものは復元です。これは想像の域をでませんが、ひょっとすると黒姫高原のものは増改築など手が加えられていて、それをそのまま移築した、安曇野のものは手を加える前のオリジナルの形で復元した、のかもしれません。これは、あくまで私の想像です。
○いわさきちひろ黒姫山荘
ご無沙汰してます。
素敵な山荘ですね。
いわさきちひろさん、って若い頃あまり好きじゃなかったんですが、たまたま誘われて東京の記念館(美術館?)で原画を見たり人となりを知って好きになりました。
お人柄らしく、力強く清楚な建物ですね。
くろべえ さま
こちらこそ、ご無沙汰しております。
良い建物ですよね。力強いという表現、その通りだともいます。
こういう良い建物を造ることが出来たらなんて幸せなんだろうと思いました。
いわさきちひろが作家として知名度をあげたのは50をとうに過ぎてからでした。本や雑誌の挿し絵で知る人ぞ知ると言う存在だった彼女が作家として飛び立とうとしたきっかけはなんだったのか、とても興味深いところです。そして彼女の世界は多くの人に愛されるようになりました。作家として飛び立たなかったらこのように広く愛されることもなかったかもしれませんね。
シンプルで飽きのこないデザイン
重要なことですよね。
松本の開運堂に行く度に店内に安曇野ちひろ美術館のパンフレットが置いてあるのを見ていたのでいつか行ってみようと思ってました。
重い腰を上げるきっかけになりそうです。
iw-junさま
美術館の方も良いのですが
私としてはこちらに軍配を上げてしまいます。
ぜひ、お出かけください。
あら・黒姫高原に移築した建物の他にここにもあったんですね。
元の山荘は友人の山荘のすぐ裏に建っていました。
信濃町が買い上げて移築し、元の場所は跡形もなく林になっています。
こんなにあっけらかんとした場所ではなく唐松林の鬱蒼として
湿っぽい情緒豊かな場所ですよ。
今年はエゾゼミと栗鼠に出くわしました。
いちようさま
そうなんですよ、といっても私は黒姫高原の移築された方を知らないのですが、HPをみる限り、デザインが違いますよね。デザインが同じで間取りが違うと言ったら良いのでしょうか。不思議ですね。今度は黒姫高原に行ってみたいと思っています。
ごめんなさい・町が買い上げたのでなく
建物は寄付で、工事費が町の負担だったようです。
ちひろさんが無くなってから夫の政治家が(テレビで観ますが)
黒塗りの車で来ていました。
黒姫高原に行かれたら、是非右おくての御鹿池に寄って下さいね。
深遠とした素晴らしいところです。
参考までに↓
http://blog.goo.ne.jp/ichiyouat/d/20090731
いちようさま
そうでしたか
「御鹿池」 ぜひ寄ってみます。
この建物のもともとの設計は奥村まことさんですよ。
吉村事務所在籍時に個人的に設計したそうです。
当初は寄棟屋根で、その後切り妻屋根にされるなど手を入れられてしまったのですが、移築や復元される際、元の寄棟屋根にしてほしいというまことさんの想いが叶わなかったという経緯があるようです。
「図面あるよ!」って横でまことさんが言っています。
toku さま
どうりで、懐かしい感じのデザイン。腑に落ちました。
今度、まことさんに黒姫と安曇野のデザインが違う訳を聞いてみたいと思います。