「ブログの力」--Blogの可能性に気づいたユーザーたち
編著: GEODESIC
ISBN:4861670217 出版: 九天社 定価:1,600-円(+税)
あたらしいブログの本が出ました。
僕がブログを始める直接のきっかけになった
秋山さんのブログ「aki's STOCKTAKING」と
GEODESICの栗田さん「CHRONOFILE」をふたつの中心とする不思議な本です。
不思議な本だけれども、いまのブログを取り巻く状況を
とてもわかりやすく網羅し描ききっている、と思います。
ブログとは何か?という先の見えない答えへの
この本はもっとも良き近道だと思います。
僕のこのブログも末席で紹介していただいています。(感謝!)
秋山さんは建築設計事務所LandShipを主宰されている建築家で
僕はOMソーラーというパッシブソーラーシステムのつながりで以前からお付き合いさせていただいているのですが、その秋山さんがブログというものを始めたと聞いた時には、それはいったいなんだ?と思って通り過ぎてしまいました。
僕は「アトリエフルカワ通信」というメールマガジンを知人や設計相談にきてくださった方々に送っていたのですが、秋山さんにも送っていました。(送り付けていたというほうが正しいですね)
ある日秋山さんから電話がありました。
「こんなこと(メールマガジンのこと)やめて、ブログにしたほうが良いですよ。」
受話器の先でそんなこと言われてもねえ。
その時は、ブログが何なのかもまったくわからない時。いま思えば、秋山さんも手探り状態から一筋の光を見いだした頃だったのかもしれませんね。
だからちょっと気になって秋山さんのブログを毎日眺めていた、というわけです。
そしたら、リートフェルトの平行定規をとりまく五十嵐さん(MADCONECTION)とのやり取りに遭遇したのです。
そのやり取りは秋山さんがご自身のブログで整理しているので
そちらを見られると良いでしょう。
「リートフェルト展/終了」-aki's STOCKTAKING
それにしても、それは目を見張るばかりの驚くべき「現象」だったのです。
こんな創造的なコミュニケーションが世の中にはあるんだ、感動しました。
驚きでいっぱいで、僕は迷わずブログを始めることになるのです。
さて、初めてまだ7ヶ月の僕のブログはそんな創造的な場所になっているでしょうか?
ブログはまだ生まれたてのメディアで、これからどんなふうに変貌してゆくのか誰にも予測がつかないような未知の部分を秘めています。
しかし、その鍵を握っているのはブログがデータベースであるということではなかと
この本を読んで思いました。
とくに SUZUKI Blog すごいですね。