先日(2017年7月27日、28日一泊二日)、「ふじのくに木使い建築カレッジ基礎講座」の講師を努めてきました。
静岡県では多くの他の県がそうだと思うのですが、
県産材の活用を非住宅の分野でも広げてゆきたいと考えています。
一昨年は、4つの地域で製材所のネットワーク構築を行い、
そこでは私も富士川流域の方々の可能性を考える一員として声をかけていただきました。
去年はその4つの地域の相互に連携してゆく会議が行われたそうです。
去年の連携会議の座長を務められたのがNPO法人サウンドウッズの安田さんで
安田さんの企画から、今年は木材供給者と設計者のネットワークを作ることになりました。
その第一回目の基礎講座が先日行われた「ふじのくに木使い建築カレッジ基礎講座」なのです。
基礎講座は2日間に渡り、基礎的な知識を習得するとともに
地域材を非住宅で活用してゆくための問題点などをグループに分かれて議論したり
新設されるこども園の応募要項を一緒に作るワークショップをしたりしました。
参加していただいた方はなかなか密度の濃い充実した講座だったのではないでしょうか。
私は初日に、地域材を使うことの良いこと、そして設計者の役割とはなにか?という話をし
二日目に、わらしべの里共同保育所で具体的にどういうことを考えて地域材を使ったかをお話させていただきました。
二日間のカリキュラムを終えて帰りがけの受講生の皆さんが笑顔で帰られたのが印象的で
講師冥利に尽きる二日間になったのではないかと思います。