2011年11月22日。久しぶりにハンスさんのお宅を訪ねました。
相変わらずにパワフルに家づくりをすすめられています。
現在は奥様の音楽室(仕事部屋ですね)の床を作っていました。
当初は三和土で仕上げる予定だったのが、ピアノを置くために土の床はちょっと弱いかなということで、フローリングで仕上げるように変更したそうです。土間に大引を転ばしで固定し、30mmの桧の厚板を張ってゆくそうです。
これがその様子。
寝室など部屋のドアが出来ていました。
木製のドア、これもやはりご自分で作られたそうです。すばらしい。
キッチンの棚もいい感じでした。
そして、トイレと洗面台も出来ていました。(写真はピンぼけです)
そして、浴室も。
床排水の納まりがうまくゆかないようで、現在試行錯誤中とのこと。
考えながら、自分で納得のゆくまで検討してゆく姿勢は、知り合った頃から変わりません。
そして、話題は放射線のことに。
ハンスさんはスイス人。チェルノブイリでの大惨事の時に、最初はスイスの自邸から距離があるので大丈夫だと思っていたそうなのですが、その後、日本のように離れたスイスでもホットスポットが発見されたそうで、自衛の為に放射線測定器を買ったのだそうです。スイスの自宅で使っていたものを今回は日本に持ってきて、自宅の周辺を測定していました。やはり、雨樋の下のあたりは線量が高くなっているそうです。日本の基準は甘すぎると怒っていました。
最後にご紹介するのは外壁です。
この写真では、壁の下地に塗った土が雨で流れないように薄いベニアで覆っている ために、ベニアがくすんで、なんだか大変な感じですが、それでも、どことなくヨーロッパの古い民家の香りがしてきそうだなと思うのは、友人としての贔屓目のためでしょうか。
その外壁も部分的に漆喰塗りが完成していました。
漆喰の外壁はなかなかきれいですね。
全体が仕上がるのがとても楽しみです。