妻有トリエンナーレでは幅広いエリアにアートがちりばめられています。
ガイドブックを見ながら家内のリクエストで旧赤倉小学校へ。
もうこれ以上は車は入れない。いわば、限界集落。廃校になった小学校のかわいらしい校舎がインスタレーションでアートになる。
最初の作品は松澤有子さんの「enishi」（作品番号17）。
14万本のマチ針を使った作品。

この地域で生活する人たちとのワークショップで完成した作品です。

2階の教室には山口紀子さんの「Net Works」（作品番号17）。

新聞紙をよじってつくった網。網には葉っぱがついていて、垂れ下がる植物の森。その上にビニールの大きな風船。窓の向こうには山々の緑。
少なくとも、この芸術祭がなければ赤倉というこの地に私たちは立つことがなかったでしょう。受付には地元のおばさんがいて、手作りのかわいいワラジとお米を一升買いました。この芸術祭がなかったら、ここに住むおばさんからお米を買うこともなかったでしょう。
私たちが行ったのは平日ですが、数組の来場者でにぎわっていました。
道の奥の奥の旧赤倉小学校。人は何かを求めてどこまでもどこまでも向かいます。