昨日のことですが、OZONEで行われている「日本の木と共に暮らす展」の関連イベントとして
木の家をテーマにお話をさせていただきました。
ご来場いただきましたみなさま、ありがとうございます。
セミナーの時間が午後2時半から3時半までと、一年前の3月11日、東北地方を襲ったあの忌まわしい巨大地震が発生した時間と重なります。ちょうど一年。セミナーの途中でお話を中断して黙祷を捧げようかとも思いましたが、黙祷を強制するようなことは本意ではありません。お話の中に、震災で考えたことを少し入れて、個人的に鎮魂の意を表すことを考えました。
震災で考えたこととは、まぎれもありません。エネルギーのことです。人類はエネルギーなしでは 生きてゆけません。ただ、使い過ぎるのはいけない。要はバランスの問題だと思うのですが、そのなかで、木という素材が鉄やアルミニュウムに比べていかにエネルギーを必要としない素材なのかについてお話しし、木という素材は自然界で自然の循環の中にあるということについてもふれました。森は生きていて、私たちの生活と繋がっている。森をいかす木の家づくり、森とつながる家づくりが大切だと思いますとお話させていただきました。
この考えはこれからもずっとかわりません。アトリエフルカワは森をいかす家づくり、森とつながる家づくりをこれからも実践してゆきたいと 考えています。