森とつくる いっしょにつくる
アトリエフルカワ一級建築士事務所

hinata_Houseのプレカット

2 レスポンス

  1. kameplan より:

    こんばんは、ご無沙汰のkameplanです。
    プレカット、時代の趨勢と言えばそれまでですが、
    主流になるのは仕方ないかと私も考えています。
    町場の材木屋さんが無くなる寂しさもありますが、
    どっこい材木屋さん。
    私の知る町場の材木屋さんは、羽柄材や間柱、胴縁の納材の他、
    「地元ならではの情報」も納めているところが多いですよ。
    古い商社機能と言えば軽くなりますが、
    材木屋さんは本来、地元と産地の情報をつなぐ役目だったと思います。
    それが、今や地元間の情報も隔絶されているので、
    材木屋さんがそれを積極的に担おうとしている、
    そんな3代目の話を先日、聞きました。
    また産地プレカットは、産地に若い衆のシゴトを作るために必要なことだと思っています。
    林産地と言えば、有名な産地以外は過疎が進む危機にあります。
    そこにプレカット工場を造ることで、若者の雇用機会が増える。
    単純な機械操作だけでなく、木を見ながら加工し、
    端材の有効利用策も若い衆が考える。
    新たなビジネスモデルを作るきっかけになるかと思いますよ。
    そこに積極的に設計が入って、いいもの、面白いものを発掘する。
    以前お世話になった高知など、若い衆の活躍が芽を見張る程でした。
    建て方は刻みをした人がいればスムースに行くもの。
    ということで、刻んだ大工さんと材料が一緒に来てもらって、
    現場の大工と一緒に建て方を進めてもらう。
    この交流で、刻み技術の伝達も進んでいることを高知で知りました。
    こんなやり方も、いいとおもいますよ。

  2. fuRu より:

    kameplanさま
    どうもどうも、こんにちは。
    材木について考えると、一番大切なのは
    産地と消費者をどうやって繋ぐことが出来るのか、ということにつきます。
    林業家も、材木屋さんも、工務店さんも、産地と消費者を繋ぐ重要な基点になっています。
    それでは設計事務所はどうかといいますと、私はものの売り買いに関与しませんから
    そういう意味での基点にはなりませんが、基点と基点を繋ぐコーディネート役として重要な役を引き受けていると考えています。
    そのようにネットワークを組んで近くの山の木で家を建てる運動を勧めている仲間も、kameplanさんもご存じのようにたくさんおりますよね。
    それぞれ、いろいろなアイデアでもって、山と人を繋ごうとしているわけですね。
    そして、日本各地、それぞれの環境と特色・条件があって、そのなかで良い方法を探っているわけです。
    私と南房総の林業家、斉藤さんとの活動で言えば、南房総というのは、それほど無理をせずに関東圏全域に材木を供給できるポジションにあるわけです。特に東京都心部への供給は大切だと考えています。その時に、プレカットの問題、手刻みでなければ材料が出せないと言うことは大きな足かせになってしまう。
    たぶん、こういう状況は千葉と東京という関係性のなかで発生してくるわけです。kameplanさんが活動している静岡県には静岡県の状況があるかと思いますし、それは我々の状況とはまったく違うものだと思います。
    おたがいにがんばりましょう。