昨日、国立博物館「皇室の名宝」でみてきた若冲ですが、
やはりプレビューでも多くの人が集まっていました。
そして、昨夜、プレス用の画像データが届きました。
そのメールの中にこんなお題が。
「もし1点だけ持って帰れるならどれにするか? どこに飾りたいか?」
若冲の作品で言うとどうでしょうか?
「紅葉小禽図」なんて良いかもしれません。
でも、飾るところをなくした現代の家には似つかわしくないのでしょうね。
プレス用に若冲の作品は五枚いただきましたから
せっかくですので、すべて公開しましょう。
まずは左から
《動植綵絵 群鶏図》
《動植綵絵 向日葵雄鶏図》
《動植綵絵 紅葉小禽図》
この一番右の「紅葉小禽図」は紅が奇麗で良いなあと思いました。
そして
左《動植綵絵 老松白鳳図》
右《動植綵絵 芍薬群蝶図》
となります。
また、上村松園の「雪月花」も素晴らしかった。
こちらもデータをいただいたのでご紹介です。
何ともいえない、はんなりとした感じが良いですよね。
若冲と対照的です。
というわけで、最後になりましたが
「もし1点だけ持って帰れるならどれにするか? どこに飾りたいか?」
それはこれです。
もう、写真がブレブレで何がなんだかよく分かりませんが
七宝細工の花瓶です。
「七宝四季花鳥図花瓶」並河靖之作。
図録の写真ではその良さは半分も出ていません。
本当に素晴らしかった。
みなさんもぜひ、上野の国立博物館にて
その目で本物の素晴らしさを確かめていただきたいです。
はぁ〜如何にも若冲の代表作と云われているだけに「皇室の名宝」に相応しく華麗ね…
逆にこうした仕事に…..で…元祖ドットパターンの升目画に…向かったのかな…
iGa さま
皇室の名宝、あなどれませんというか凄すぎますね。
それはともかく、若冲の作品は、よく見ますと色を混ぜるのではなくて、細密にいろいろな色を重ねてゆくように描かれています。これは、網膜に写る色を分析的にとらえ、分解して平面に落としているとしか思えないような計算の高さが感じられます。そして、それは、100年後のヨーロッパにあらわれる印象派の画法に限りなく近い。しかし、良く考えてみれば、印象派は日本の浮世絵に影響を受けているのですから、日本が一歩も二歩も先に行っていたのがよく分かります。例のタイル模様の大作も、若冲の分析的な一面を良く表しているのではと思います。
わたしは若冲の郡鶏を寝室に飾りたいです。
りりこ さま
一番人気ですね!
http://www.icnet.ne.jp/~take/jyakuvote.html
私は雪月花の「月」に一票。
こんにちは〜
今の時期でしたら、「紅葉小禽図」と雪月花の「月」を、
2点セットで!
りぼんさま
上村松園、良いですよね。
ぽっと、ほおが赤く染まる感じ。ふーっ。
部外者ながら思わずコメント入れさせてください…。
ブロガープレビューなんていうのがあるんですね。ゆっくり見られそうでチョー羨ましいです!
僕も、ちょうどその期間中に東京に行く用があるので、どっちかと言うと動植綵絵メインで(笑)、見て来ようと思っていました。
動植綵絵からどれか1点を?…にわとり達の上手さはひときわ際立っているし、お魚ちゃん達も捨てがたいものがあるし、虫も貝も…、どれか1点もらえるのなら、どれでも文句なくありがたく頂戴いたします、っていうのが正解ですね、きっと。阿修羅展なようなことになると大変、困るので、あまり宣伝しないようにしてください!(笑)
WAWAWA@ガーデンハーモニー さま
秋ですねえ。
台風が心配ですが...
onoさま
一枚もらえるのならどれだってありがたく頂戴いたしますよね。
ブロガープレビューは人ごみはなかったですが正味1時間少々という制限時間がありましたので、またゆっくりと観にゆきたいと思っています。
初日はあいにくの雨でしたせいか、意外と空いていたみたいですよ。
やっと見てきました〜!
プレビューの会場は広々としていて良いなぁ〜。もう、すごい混雑でした(^^;
七宝の花瓶はキレイでしたね。
僕は「池辺群虫図」が欲しいなぁ。
皇室の名宝/東京国立博物館
先週、上野の東京国立博物館で「皇室の名宝」展を見て来ました。 即位20年記念特…
nOz さま
いかれましたか!
すごいですよね、日本の最高のものがひしめき合って展示されている感じ。
やっぱり、めちゃ混みでしたか。それだけが残念。
それにしても、トラックバック、成功されていますね。うちのMTは壊れているようでどうしてもトラックバックをうまく受け付けてくれないようなのですが、奇跡です。