杉野建築店さんによばれて講座の講師を務めさせていただいていろいろ得ることがありました。
最近は「家づくりの会」で講座をやることが多いのですが
その場合には、狭小地を豊かに暮らすアイデアとか、森をいかした木の家のこととか、どうしてもテーマが絞られてしまいます。
今回のお題は「設計」。何とも漠然としたテーマですが、今まで設計をとおして考えてきたことを振り返ってみる良いチャンスとなりました。
こうして振り返ってみると、私にとって設計とは人と人をつなぐこと、その関係を形にすること、つまりは生活を形にすることだったのだと気づかされます。今回の講座では、考えてきたことを写真と図面を使って語り続けました。語り続けてみると、何か、ひとつのまとまりが自分の中に現れた感じがしました。
講座の終わりに、参加された方から、講座で喋ったことが本としてまとめられていないのか、との問い合わせがありました。もちろん本にしているわけもないのですが、かといって、ホームページでは狭小地でのいくつかの手法と施主参加の家づくりを語るにとどめていて、生活から考える設計についてはまったく紹介できていないことにも気がつきます。我ながら広報活動の未熟さに身を引き締める思いでした。もっともっと自分のやってきたことを表現したい欲求もでてきます。
それにはどういう方法が良いのか。生活から考える設計を知ってもらうには、紙媒体が良いなと思いました。そうなると自費出版まで大げさなものではなくともちゃんと編集したアトリエフルカワの小冊子が欲しくなってきました。
すぐにできるような話ではないのですが前向きに考えてゆきたいと思っています。このブログでも、生活から考える設計について触れてゆきたいと思っています。
今まで設計された家が出来るまでのやりとりや、問題点、完成後の生活の様子とか
そういうことが1冊ずつまとめられていたら読みやすいなぁと思ったり
ふるさん設計の家が全てまとめられてるっていうのもいいな〜とか
とにかく、本にするの、大賛成。
セミナーの時にもいいし、本として出版してもいいし、是非是非実現してください。
楽しみにしております。
reirei さま
ありがとうございます、です。
しかし、なにせお金と時間の必要なことなので
いつになるか分かりませんが、気長に待っていただければと思います。