本日は、第十四回になりました「大多喜の森を訪ねる見学会」が行われました。 今回のメインは、伐採見学会。 すでに、春と秋に何度も行われた見学会ですが、これほど大がかりな伐採の見学を準備していただいたのは初めてではないでしょうか。今回の参加者の視線の先では、木が今まさに伐採されるところです。 連続して撮影した伐採の写真をつなげてみました。 スライドバーを左に戻して再生ボタンを押すと繰り返しご覧いただけます。 次から次へと倒される木の迫力はすごいですね。 ちょうど良い展望台からの見学に参加者も目が離せないようでした。 伐採された木を玉切りといって3m程度の長さで切り分ける作業も実演していただきました。 根本が曲がってしまっていた木は建築用材にはならないということもあって 参加者から、このくらいの長さで切ってもらいたいという申し出に、このくらいですかと切る職人さん。良いおみやげになったと満面の笑顔の参加者の方。こんな風にも山と人はつながってゆくことが出来るのですね。 伐採見学の後は、軽いハイキングで山道を歩いていただき 大多喜の森を体感していただきました。 最後のお楽しみのネイチャークラフトの素材集めも忘れずに。 そして、昼食。 いやいや、用意していただいた昼食はボリューム満点。 すべて美味しいお料理ばかりで、全員が食べ過ぎに。 おなかを抱えながら、食後には熱心な質問も飛び交い充実した時間となりました。 その後、いつもの定番コースで製材所にて丸太の皮むき、製材の様子を見学。 最後はお楽しみのネイチャークラフト。 今回は昨年の秋にも挑戦しましたリース作りです。 さっそく作り始める参加者達。バックの紅葉が輝いています。 素材は、講師でお迎えした磯野さんが用意してくださったものに、先ほどのハイキングで各自入手したものを組み合わせます。 私もひとつ作りましたが、トゲが痛い素材のために作業が難航。 「痛い、痛い」と叫びながらで、いやいやまいりました。 そして、完成したみなさんのリースです。 並べてみますと力作だらけですね。 というわけでちょうど解散を予定していた時間となりました。 最後は記念撮影。 ネイチャークラフトの講師 磯野さんよりみなさんにおみやげもあり 参加していただいたみなさまの帰りがけの笑顔は 企画した我々にとっても大変嬉しいものとなりました。 また、春にはタケノコ掘りを楽しんでいただきながらの企画を行う予定ですので まだ参加されていない方、すでに参加されているけれどもまた参加したい方、みなさまのご参加をお待ちしております。
人の基本的な生活がありますね
(!!)。 さま
初コメント、ありがとうございます。
日本の建築のその素材で木が中心となったのは
木が私たちの生活の近くにあったからなんだと思っています。
ですから、木が生活から離されてしまっている現代こそ
木をもっと身近に感じることが、特に住まいを感じるときに必要ではと思っております。
ただ、大多喜のような天竜などに比べて小さい産地では品質を数値で保証出来るような大がかりな設備を持っていません。2年後に品確法による瑕疵保証が義務づけられたときに、こうした小さい産地がどのように対処してゆけばいいのか、大きな問題として私たちの前にあります。小さい産地が大きい産地に吸収されてしまうという事態が大方の予想ですが、私としては小さい産地がそれぞれに自立して、いろいろな林業と生産のシステムが混在している方が豊かな社会だと思っていますから、まあ、草の根的でどのくらい効果があるかはわかりませんが、こうした活動を通して何かできるのではと考えています。