sayuri_House
木造二階建て
千葉県鎌ヶ谷市 2006年6月竣工
「千葉県の森をいかす会」のサポートによる老夫婦のための木の家。
息子さんのご家族ともども全員が集まって
にぎやかに過ごせるようにとのご希望から
1階は建具の開け閉めで様々な場面に対応できるように考えた。
居間から寝室をみる
---どちらも、建具を開放して玄関ホールとつながった状態
居間から寝室を見る---二枚の写真ともに、建具で玄関ホールと仕切った状態
寝室と居間も同様に建具で仕切ることができる。
キッチンから浴室まで見通せる。
老夫婦二人の生活でお互いのことを確認し合いながら生活するためです。
このトップライトの明かりは階段室を通して玄関ホールにも光を落としている。
いつも感心して眺めておりますが、このお宅の「(左)キッチンから浴室まで見通せる
(右)脱衣場から、トイレ、キッチンまで見通せる」というのは、何か理由が?
特にトイレについてですが。少し面白く思いましたので。
ながわくん いつもごらんいただき光栄です。
さてご質問の件ですが
一般的に、家事動線を考えた場合には
食事の支度をしながら、洗濯機を回すとか、お風呂の用意をするというようなことが多いので
なるべく近くに、つながっているように配置します。
もちろん、それぞれのお宅によって家事のやり方は様々なので、それが正しいというようなことではないのですが
今回も、家事動線を考えて、
台所と洗濯機が並んでいること、
さらには、将来を考えてのことなのですが、トイレから浴室に人目をはばかりながら行くことが出来ることなど、
そういうことを考え合わせて、浴室ー洗面脱衣ートイレー台所がつながっているプランになりました。
さらに加えれば、ご高齢の方お二人だけでの生活ですから
危機管理という面で、おたがいの様子を確認できるという意味もあります。
図面で説明できればいいのですが、間取りというのは個人的な情報ですので、僕はこういう場所では使わないことにしていますので、わかりにくいかと思いますがご理解ください。
早速の返信感謝。
やはりそういう配慮でしたか。
トイレって、せまいよーくらいよーこわいよー(って通じる人はどれくらい居るのかな)、ついでに冷たいよーみたいなイメージが昔なんでしょうけど、ずいぶん前向きに作られてるなー、と。
もちろん図面等無いのはそれでけっこうです。
>人目をはばかりながら行くことが出来る
この考え方いいですね!
家の中だけではなく
外に行っても身についている行動になるし、
しつけって普段の生活からうまれますからね。
こんどそんな内容の勉強会をやります。
まだ何も考えていないんですけど…(^-^;