take_House

take_House　---2004年10月竣工
八王子市　みなみ野

私のホームページを見て問い合わせをくださった方は
なんと、Taketo_Houseのご主人がお仕事で関わっておられた、ログハウス学校の生徒さんでした。
そうした不思議な縁で始まりまった　take_Houseは
郊外の敷地ではありながら南面をふさがれる条件のなか
１階の居間に、どうやって光と風を取り込むことが設計のポイントでした。

回答は吹き抜けとハイサイドライトの活用。
明るく広がりのある居間が完成。
この家は、居間を中心に構成されています。

↑玄関から一本の引き戸で居間に入ると、そこは大きな吹き抜けになっている。
右手に食堂。左手に和室。正面は階段。

↑吹き抜けをみあげると、梁組みと杉の厚板（30mm）が見える。その上は小屋裏収納。
杉の厚板は千葉の斎藤造林さんから直接購入。
超仕上げされた30mmの厚板は本実加工されている。
こういう市場で出回っていない特殊な材を安価でふんだんに使うことが出来るのは
切り出しから製材、乾燥まで一手に出来る林業家に直接発注出来るからだ。

↑吹き抜けを一周出来るように設けたキャットウオークから吹き抜けを見下ろす。

↑階段を上って、南（右手）が吹き抜け、北（左手）がホビールーム。
ホビールームにはご家族四人が一緒にならんで使えるカウンターテーブルをつくってある。
本棚も一人ひとつずつ。
パソコンや本を囲んでご家族が和やかに過ごす場所だ。

↑子供室は、いまはワンルームにしておき二のお子さんが一緒に使う。
将来的には間仕切り家具を作って部屋をふたつに。
それでも、ロフトはお二人のお子さんにそれぞれ用意してあるので
自分だけのスペースもちゃんと確保出来ている。

↑オープンなキッチンは開放的で明るい。どうしても雑然としてしまう流しまわりは視線を避けることが出来るように配慮する。
キッチンに併設して食堂側に作業カウンターを設ける。
このカウンターで配膳も出来るし、家族全員でお料理のお手伝いも出来る。
ご主人はクッキーを焼いたりするから、生地づくりにも活躍。
マガジンラックもつくってあるから料理の本、雑誌などちょっと手を伸ばせば見ることが出来る。
そんな、家族でわいわい出来るスペースだ。