昨日は神奈川県立音楽堂でUAを聞いてきました。
ステージは緑で覆われてジャングルのよう。
そこに、メンバーが現れて開演はほぼ定刻通り。
「黄金の緑」からはじまります。
ほとんどMCなし。
1時間半歌いっぱなし。
最後の最後にメンバー紹介。
横浜公演ということで、「港のヨーコ、横浜、横須賀」のリフでメンバーが紹介されてゆきます。
UAはいつものMCのようなとぼけたしゃべりではなく普段着のしゃべりでしたね。
それぞれのやりとりが楽しく、今まで唄をしんみり楽しんでいた会場は一転して大爆笑の渦。
続くアンコールは、なんとリクエスト大会で6曲も披露。40分弱の充実した時間。
中華街で買ってきたというお面を付けて、衣装もラフな感じに着替えてのアンコール。
何とも温かいコンサート。
帰りは台風で電車が止まるかどうかぎりぎりの時間でしたが
ほんわかした気分で家路についたのでした。
それにしても風は強くて持っていた傘が壊れてしまいました。
神奈川県立音楽堂は日本の近代建築を代表する名建築のひとつで
1954年に完成した前川国男の設計になるコンサートホールです。
先日、キースジャレットを聞いた東京文化会館も前川国男の設計ですが
アコースティックなホールの響き方に共通したものを強く感じました。
1100 名ほどの収容人数は手頃な大きさ。
ところが、今回のUAのコンサートは後ろ半分の席が空いていました。
きっと、あえて、半分の席しか売らなかったのでしょう。
500人程度の聴衆というのはライブハウスにかなり近い演奏環境になるはず。
UAはそれを望んだのではないかと、アンコールの盛り上げ方を見ていても感じました。
ちなみに、私の座っていた席は
最前列のど真ん中です。
草の向こうに直線距離で2mにUAがいるのですね。
最初から最後まで緊張してしまいました。
こういう距離で演奏に接することが出来るのはライブハウスくらいでしょうね。
そういえば、アンコールのリクエスト大会で
練習していなかった曲を、やりながら聴かせるところに持ってゆくのは
ベースの鈴木正人さん、ドラムスの外山明さん、そしてバンマスであるギターの内橋和久さんの実力。
逆に、ライブハウスでこのトリオをバックに歌うUAを聞きたいと思いました。
結構良いですよ、きっと。
『神奈川県立音楽堂』、いいですよね。
かみさんと一緒にいったことがあります(連れ添う前なのでもう10年以上前のことですが…笑)
あのホールの『柱』と『照明』シビレマス(笑)。
たかさんさま
神奈川県立音楽堂は、じつは初体験でした。
先日の東京文化会館も初体験だったんですが
神奈川県立音楽堂は、建築もホールの響き方もとても素朴な印象でした。
こういう素朴な建物は大好きです。
台風が襲ってこなかったら、目の前の広場から奇麗だと噂の夜景を楽しめたのにちょっと残念でした。